2011/06/24 (Fri)05:29 無題 Category 未選択

XXの、悪いのはお前だけ、悪いのは全てお前面がすごく気に障る。
こんなの生んだのお前だし。こんな風に育てたのお前だし。
性格形成が環境でも遺伝でもどっちにしろお前に責がないなんて事はないだろう！ハッハハハハハ
まあ…そんなに奴の影響力が僕に対して強いのかとか思うと俄然悔しくなりますけど。でも親は親だからね。悲しいことに悔しいことに残念なことに
どんな親でも親は親。この場合の親という言葉に込められているのは、敬愛すべき存在だとか言う意味ではなくてね。
物心つかぬ右も左もわからねーような頃に絶対的な権力を握った存在という意味でしかないよ。
どんな親でも…非力でか弱い子どもの頃は、生存するためには本能的に媚びるしかなくて、従うしかなくて、絶対だと思うしかなくて。そういう、従うべき存在だと、従わなければ危険である存在だと刷り込まれた事実が、いくつになっても、関係が破綻していても、こいつはオカシイと見限っていても、いつまでもいつまでも付きまとってくるんだよ。
刷り込まれた本能的な恐怖がね。従わなければ嫌な思いをする。身の安全を守れない。そんな刷り込みがね。コイツの言い分はオカシイと分かっていても呪いのようにじわじわ蝕むんだよ。
非力な時に覚え込まされた絶対的な力の差に対する恐怖は、差が縮まった後になっても尾を引き続ける。身を縮こまらせる。邪魔だね厄介だね

どんな親でも親であった以上、そいつに育てられた以上、否が応にも影響は受けてしまうんだ。ちょっとした絶望だね。
憎きあいつの因子を様々な形で僕は受け継いでいる。遺伝で、環境で、共に過ごす時間で。そんな自分を愛せるわけがなかったね。殺してやりたいほど憎いあいつの様々な要素を受け継ぐ僕を、僕が愛せるわけがなかったんだ。必要だと思えるはずも。
取るべき道も辿るべき道も、最初から一つしかなかった。あいつの子として生まれたその時から。あいつの子として育てられたあの時から。
最初から決まっていたんだ。