2020/10/14 (Wed)06:29 無題 Category 未選択

昨日、多分昼頃までに10/13に飼ってた猫が亡くなりました。
姉が拾った猫で、正確な年齢は分からんけど18年は生きた茶トラの猫でした。
当日の朝方までは息があったのを確認してますが、その後私が就寝してる間に息を引き取った模様です。起きたら箱の中に花と一緒に横たわっていました。
冷たくて固くて、でも毛皮の毛だけは柔らかくて、毛の柔らかさだけなら生きてるみたいなのに、それでもどうしても固くて冷たいんですね。死後硬直が解ければ固さは無くなるのかも知れないけど。
でも今日、10/14に火葬されるそうです。お骨になって帰ってくるのは一週間後くらいになるみたいだけど。
もう猫のためのあらゆるものが必要無くなりますね。侵入防止のための風呂場の入口に置いてた金網も、脱走防止のための玄関に置いてた金網も。トイレも、寝床も、餌皿も、水入れも、キャリーケースも、爪切りも、キャットフードも、全部、全部。
キャットフードにお金割かなくて良くなるし、猫を連れた防災も考えなくて良くなる。
でももう、深夜に私がお腹空いて何か食べる物を見繕う為に台所でごそごそしてても何かくれるのかって寄ってくる存在は居ないし、同じく深夜に自室から出て何かしようとする時に起こさないように気を付けようと気を配らなきゃいけない存在は居ないし、労働から帰ってきたら玄関で待ち構えて餌の催促してくる存在は居ないし、転ばせんばかりに脚に纏わり付いてくる存在も居ないし、いつの間にか足下に居てやっぱり転ばせんばかりに佇む存在も居ないし、夜中に思い出したように鳴いて騒ぐ存在も居ないし、部屋の前でしきりに鳴いて呼びだそうとしてくる存在は居ないし、ゲームやってたり本読んでたりするのを邪魔するように鳴き出す存在は居ないし、。（もっと続けようかと思ったけどやめた）
私は息を引き取るその場には居なかったし、前日夜頃から食べなくなって、でも無理矢理にでも食べさせることも出来なかったから、死に際の飢えや寂しさを和らげることには何も関与しなかった（せめて寂しさだけでも家族がフォローしてくれてるといいけど）わけで、そんな自分が猫の死についてどうこう語る資格があるようには思えないんだけど、でも、それでも、うちの猫がもう何か苦しい思いをすることも無くなったのは良いことです。
我が家や我が家族を見守るとかそういうことはしなくていいし、お盆に帰ってくるとかそういうのも別にいいので、ただもう何にも煩わされぬよう。けして良い飼い主ではなかっただろうし。あらゆる全てから解放されて楽になっていてほしい、無になっているのでも良い。死後の世界も来世も別に願わないから、もう何にも苦しめられないようになっていて　
私たちとの生活で、少しでも楽しいとか嬉しいとか思える瞬間を与えられてれば良いんだけど。

あなたがもう居ないなんて信じられないな、動かないなんて
鳴く声を聞くことも無いなんて
昨日、夕方、買い物に行ったとき、何とはなしに放心してしまった。猫とは何の関係も無い売り場で場面だったのに、もう居ないんだなって事実に、ただぼんやりするしかなかった。
最期の方はガリガリになって、ふわふわな可愛らしさとかは無くなってたし、毛繕いもほとんど出来なくなって、水飲んだりご飯食べたりした後の口元の汚れが残ってたり排泄の痕が残ってたりして（適宜拭き清めてはいたが）お世辞にも綺麗な状態とは言えなかったけど、それでもやっぱり愛おしかったし、居て当たり前の存在だったし、もっと居てほしい存在だったと思う。
でももう居ないので。床に保護色ばりに同化する茶トラの猫に気を付ける必要は無いんです。この家で人間以外の存在に気を配る必要は無いんです。うっかりしっぽ踏んじゃって抗議されることも無い。もう居ないんです。悲しいし、寂しいね。
結局あなたより長く生きてしまった