2010/01/14 (Thu)23:48 無題 Category 未選択

昨日の毎日の朝刊一面下部にある書籍類の広告欄に、「子どもは親を選んで生まれてくる」っていうやつのもあったわけよ。
なんと言いますか…君は同じ台詞を機能不全家庭で育った子どもにも言えるんですかい？と尋ねたくなりますな。言える！って返答されたら大した神経してますねって笑うところだと思いますが。
で、その本の解説みたいなものにも目を通したらさ…まだ胎内記憶とかは良いよ。でも過去生とかそういう方向に行っちゃうと途端に胡散臭くなると思うんだよね…著者は医学博士らしいけど、なんかもうどうしようって気分になるよね。

機能不全家庭に生まれた子どもに対して、それはあなたの過去生の行いが悪かったからです！とかいう論法を使用する気なら甚だ残念なことだよね。自分の記憶にない、あるかどうかも確証が持てない過去生のことにまで責任持てるかっつー。

前どっかで寿命を全うせずに死んだら来世でもっと酷い目に遭うとかいう旨の発言を見た記憶があるが、発言者はそれと同じ事を自殺志願者ではなく病気や怪我とかで死に至らんとしている人にも言えるのだろうか。言えるなら神経疑うし、そういう人達はそれが寿命なのだと言うのでも神経を疑う。
てかそれならもう自殺者もそれが寿命だったんだで良いじゃんか。何も騒ぐことはないな。

過去生とか来世とか尋常じゃなくどうでもいい。覚えていないこと、覚えていられないこと、そんなことまで気にしていられないし、自我が連続していないのならそれはもう私ではないのだ。だからそういうのを掘り出してきてこれがお前だ！とか言われても正直反応に困る。でっていう、としか言いようがないと思うんだ。