2010/02/11 (Thu)03:30 一つで居られるほど強固ではなく別たれるほど狂えもせず Category 未選択

何かが死んでいく気がするのだが、一体全体何が死んでいるのかが分からない。

私は私が嫌いであり許せないし知覚したくない。○○○という本名を抱えた私という存在を排除したくてしょうがないので、○○○であるという意識が表層に浮かんでくる度に沈めている。殺すまでに至らないのはやはりどう足掻いてもこの体の持ち主は○○○だからであろう。
○○○という名を捨てられれば私は真に私になることが出来て私は私たり得るだろうに、社会はそれを許さない。改名をしたいわけではない。名が欲しいわけではない。寧ろ名は要らない。呼ばれていることが識別できる程度の呼称さえあればそれで事足りるのに。

社会的に捕捉されるのは気持ちが悪い。でも社会的な位置づけ、戸籍が無ければ私はいろいろ生きていく上で不都合を被るのだろう。
どれだけ憎んでもどれだけ疎んでも、どうしようもなくこの身は社会的生物でありどうしようもなく社会に依拠して生きている。

私は私を社会から切り離したいのだ。もうとうに○○○ではなくなった私を。
いっそ多重人格と言えるほどに意識が別たれていれば良かったのに。分離しきれず同化しきれず、切り捨てることも道連れにすることも出来ずに意味もなくこうして矛盾したまま存在している。
私は怖いよ、社会というものが。○○○として活動する度、私はどこかを死なせていっている気がするのだ。

一体誰で、一体何なのだろう。お前の前で喋り笑う私は本当に私だろうか。何と名前のついた私だろうか。