2010/02/14 (Sun)02:01 嫌いだからって積極的に貶める事なんてしませんが Category 未選択

昨日、だったか？家人らが信仰告白をしていた。いや比喩表現だけどね。
「自分は日本という国を愛している」という旨を宣言し合っていたわけだ。私は言わなかったけど。「私は嫌いだけどね」と言ったら面白いかも知れないと思ったのは既にタイミングを逸した後だったので。
しかしネトウヨ化が顕著な姉は、所謂左的な両親の「日本を愛している」という言を当然のように否定していた。「そんなのは嘘だ」と。
しかしよく考えてみて欲しい。対象をちやほやして全肯定するだけが愛ではないのだ。無条件賛美するだけが愛ではないのだ。行動を監視して、良くないと思った行為は指摘して制止させることもまた愛であろうし、苦言を呈するのも愛であると言えるだろう。真実の愛なんて定義する気もないから、姉の愛は間違ってるとも両親の愛が正しいとも言わないが、何故姉はそうもきっぱり両親の祖国へ対する愛を否定できるのか。解せない。愛の形なんて様々だと言うことであり、その考えに基づいて私は姉の我が両親の国への愛を否定する言に賛同は出来ない。

まあ祖国を愛する言にも残念ながら賛同は出来ないが。否私も愛そうという努力はしてないわけでもない。この国を肯定できる点を探してはいる。
そもそも私はこの国を好きではないが、日本人であることは普通にアイデンティティに含まれている。日本人であることを殊更に誇ろうとは思わないが、卑屈になる必要も無いと考えている。民族に優劣も貴賤もないからだ。
それに日本の独特の文化も別に嫌いではない。寧ろ和風などというのは好きの部類に入るし、わびさびだとか神道とかは大好物である。
ただ単に精神性が好きではない。残念ながら社会的生物として不適格な私は、農耕文化に基づく集団意識とかそういうものが非常に苦手であるからだ。気持ち悪いんだよ同調圧力とかさ。
命より誇りを大事にする武士の精神はまあ嫌いではないし私にもそういう面があるのは否定できないが、よっぽどのことがない限り命を大事にを基本理念にというのは大前提としてあるべきなのだ。神風特攻を良しとする風土は嫌いだ。
あと他にも先進国なんてかつての栄光状態になってるにも関わらず、相変わらず先進国面してることにも嫌悪の念を抱かずには居られない。福祉とか本当にどうにかしろよと言う話。
もういっそ一回瓦解して、民族に依らない在地主義的国籍付与な国として一から再出発すれば良いんじゃないですかね。腐った土壌を全て廃棄して。
まあね、衛生面が良いとか通信インフラが整ってるとかそういうのは有り難いですけどね。長所が短所を補い切れていないのだ至極残念なことに。

まあ本質的には私が絶望して嫌悪して拒絶してるのは人間社会そのものなんですが。早く人間滅んでくれないかな。もちろん私も含めて。